進学塾と慧翔塾

今のところ、慧翔塾だけではとても生活していけませんので(苦笑)、アルバイトもやっています。

 

ここ1ヵ月ほどは、進学塾の講師をやってきました。しかし、始めてすぐに違和感を覚えたので、先週で辞めさせていただきました。

 

やる前は、『中学生のお子さんと接することができるので、いいなぁ』と思っていたのですが、一所懸命にやっても、充実感や達成感はありませんでした。

 

それは、“知識の詰め込み”オンリーだったからです。

 

進学塾ですから、学校のテストでよい点をとらせ、順位を上げ、よい大学に入れそうな高校に進学させることを目的としています。

 

ペーパーテストでよい点をとらせることだけを考えたら、

・英語は、読み、書きだけで、聞く、話すには時間をかけない

・数学は、問題を解くテクニックを覚えこませることを優先する 

というような暗記主体のやり方は、確かに効率的です。

 

それが、実生活、実社会で役に立つのか、疑問のあるところですが、進学塾の性格上、そのような指導になってしまうのは、いたしかたないことかもしれません。

 

しかしながら、進学塾で教えていると、現在の知識偏重の競争社会の入り口で、慌ただしく子どもたちをその中に入れようとしているように思えてなりませんでした。

 

一方、慧翔塾の目的は、子どもたちに、体験的な学びの中で自分で気づきを得て、問題・課題をクリアする智慧を身につけてもらうことです。

 

そしてまた、豊かな感情、思いやり、協調性、知性、理性を備えた調和のとれた人間に成長してもらうことです。

 

こうしてみると、進学塾と慧翔塾とでは、北極と南極ほどの違いがあり、その両方に身をおいた私は、自己矛盾を感じていたのです。

 

ちゃんと生活していけないとお話になりませんので、選り好みをしている場合ではないのですが、

 

たとえアルバイトであっても、自分の方向性とかけ離れたことはしないようにしようと思いました。

 

引き続き、顔晴らせていただきますよん。

それでは、また。